洗濯機に取り付けるだけで汚れ落ちや臭い対策に効果が期待できると話題の「ナノバブルウォッシュホース」。
最近はVivaやアラミック、Noendといったメーカーからさまざまな製品が登場しています。
さらに銀イオンをプラスした抗菌タイプも人気です。
でも――
「結局どれが一番良いの?」
「高いのを選べば安心?」
と迷ってしまうことも。
この記事では、ナノバブルの量・サイズ・価格・機能性を徹底比較し、あなたにぴったりの1本を見つけるお手伝いをします。
後悔しないための選び方のコツも解説していますので、購入前にぜひチェックしてみてください。
ナノバブルウォッシュホースとは?仕組みと期待できる効果
ナノバブルウォッシュホースは、洗濯機に取り付けるだけで「ナノバブル」と呼ばれる超微細な気泡を水中に発生させるアイテムです。
洗剤を変えなくても、洗浄力をサポートしてくれると注目を集めています。
ナノバブルって何?
ナノバブルとは、直径が1マイクロメートル(1μm=0.001mm)以下の非常に小さな気泡のことです。
通常の泡と比べてサイズが圧倒的に小さいため、目に見えないレベルで繊維の奥まで入り込みやすく、汚れを浮かせる手助けをしてくれます。
また、水中に溶け込むように長く残る性質があるため、洗濯中も効果が持続しやすいという特徴があります。
どんな効果が期待できるの?
ナノバブルが加わることで、以下のような効果が期待されています。
- 洗剤の浸透力をサポートして皮脂汚れや黒ずみを落としやすくする
- 洗濯物のイヤなニオイを抑える
- 繊維のすき間に入り込むことですすぎ残しを減らす
- 残留洗剤が減ることで肌トラブルの予防にもつながる可能性
これらの効果は、ナノバブルの量やサイズによって変わるとされています。
そのため、製品によって「どれだけのバブルが発生するか」を比較することが、選ぶうえでとても重要なポイントになってきます。
ホース交換型・アダプター型・銀イオン付きの違いとは?
ナノバブルウォッシュホースには、大きく分けて3つのタイプがあります。
見た目だけでなく、取り付け方法や発生するナノバブルの量にも違いがあるため、自分の洗濯スタイルに合ったタイプを選ぶことが大切です。
ホース交換型|洗濯機ホースごと取り替えるタイプ
ホース交換型は、現在使っている給水ホースを丸ごとナノバブル仕様のホースに交換するタイプです。
代表的な製品には「Viva」や「アラミック」などがあります。
このタイプはホース全体で安定したナノバブルを発生させる構造になっており、バブルの量も多め。
中には「1リットルあたり6000億個」や「650億個/L」など、明確に数値を公表している製品もあります。
取り付けは給水ホースの入れ替えだけですので簡単で、一度設置してしまえば特別なメンテナンスが不要で、長期間使えるのも魅力です。
アダプター型|今のホースに“後付け”で取り付け
アダプター型は、今使っている給水ホースの途中にアタッチメントのように取り付けるタイプ。
工具不要で取り付けが簡単なものが多く、「ナノバブール」などがこのタイプに該当します。
ナノバブルの発生量はやや控えめで、「数百億個/L」ほどとされることが多いですが、価格が手頃で手軽に試せるのがメリット。
初めてナノバブルを使う方の入門編としてもおすすめです。
銀イオン(Ag⁺)付きタイプ|除菌・消臭にもこだわりたい方へ
銀イオン付きタイプは、ナノバブルの効果に加え、Ag⁺(銀イオン)による除菌・防臭効果をプラスした製品です。
NoendやSHARPの「銀イオンホース(AS-AG1)」などが代表的です。
中には活性炭フィルターを組み合わせたモデルもあり、水道水の塩素やニオイを和らげる効果も期待できます。
フィルターは消耗品なので定期的な交換が必要ですが、「清潔さを重視したい」という方には嬉しい機能です。
【一覧比較】主要製品のナノバブル量・サイズ・価格をチェック
ナノバブルウォッシュホースは、形状の違いによって「ホース交換型」「アダプター型」「銀イオン付き」の3タイプに分類できます。それぞれの製品について、ナノバブルの発生量・サイズ・対応機種・価格などを一覧にまとめました。
一覧表の商品名をクリックすると楽天市場の商品ページにリンクします。
タイプ①:ホース交換型
メーカー | 商品名 | ナノバブル量・サイズ(公式) | 換算値 | 材質 | 対応機種 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|
Viva | ナノバブルウォッシュホース | 1 Lあたり6,000億個/1 µm以下 | 6,000億個/L・1 µm以下 | ホース:PVC、ジョイント:ポリアセタール、発生器:PP | 縦型・ドラム式(一般) | 約5,980~8,800円 |
アラミック | シルキーナノバブル洗濯ホース JLH‑SN2 | 約6,500万個/mL、泡サイズは通常泡の1/1100 | 650億個/L・約0.09 µm | アダプター部:真鍮・PP・POM、ホース部:PVC | 縦型・ドラム式(一般) | 約8,000〜10,000円 |
アルベールInt’l | 洗濯革命 ナノバブール ホース | 10 Lに1兆2,000億個以上 | 1,200億個/L(サイズ不明) | ホース:PVC、ジョイント:ポリアセタール・ステンレス・PP | 縦型・ドラム式(一般) | 約3,828円~ |
タイプ②:アダプター型
メーカー | 商品名 | ナノバブル量・サイズ(公式) | 換算値 | 材質 | 対応機種 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|
SANEI | FB洗濯機用アダプター PM100‑20 | 約6,100万個/mL、泡サイズ約0.09 µm | 約610億個/L・0.09 µm | 黄銅・ポリアセタール・EPDM | G3/4ネジ 全自動・ドラム式 | 約5,000円~ |
コスモ精密 | コスモバブ A003 | 1 Lあたり1,700億個(マイクロ・ナノバブル) | 1,700億個/L(サイズ不明) | POM(アダプター部) | G3/4ネジ 全自動・ドラム式 | 約5,500円 |
日本電興(NDK) | ナノバブル発生キット ND‑NBZS | 約6,660万個/mL、泡サイズ約92.7 nm | 約666億個/L・0.093 µm | 真鍮クロムメッキ・ABS・EPDM | G3/4ネジ 全自動・ドラム式 | 約6,980円 |
Noend(銀フィルターなし) | オーガニックファインバブル洗濯アダプター | 1mlでは2.72億個、泡サイズ約1 µm以下 | 2720億個/L・1 µm以下 | POM+活性炭フィルター+EPDM | G3/4ネジ 全自動・ドラム式(二層式除く) | 約5,600円 |
ノーブランド他 | ―― | ―― | ―― | ―― | G3/4ネジ 全自動・ドラム式 | 約4,000〜6,000円 |
タイプ③:銀イオン(Ag⁺)付き
メーカー | 商品名 | ナノバブル量・サイズ(公式) | 換算値 | 材質 | 対応機種 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|
Noend | ナノバブルAg⁺ウォッシュホース NB‑WA‑001 | 通常泡0.1mmの1/800サイズで数十億個/L発生 | 約30億個/L・約0.125 µm | ホース:PVC/ジョイント:POM・PP・ステンレス | 全自動・ドラム式対応 | 約7,100円 |
SHARP | 銀イオンホース AS‑AG1 | Ag⁺抗菌イオンを供給(ナノバブル生成なし) | ―― | ホース+Ag⁺発生部(電源ケーブル付き) | 全自動・ドラム式対応(床給水不可) | 約11,012〜14,000円 |
まとめポイント
- ナノバブル量で見ると、Vivaが最も高い数値(6000億個/L)を公表していますが、バブルのサイズも含めて記載があるのはごく一部です。
- アダプター型は手軽な反面、発生量は全体的に抑えめ。
- Ag⁺付きタイプは除菌効果を重視する方向けで、ナノバブルとの相乗効果に期待する方におすすめです。
実際どうなの?口コミから見える使用者のリアルな声
各社のナノバブルウォッシュホースは一見似ているようで、実際に使った人の声からは製品ごとの違いや満足度の傾向が見えてきます。ここでは、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどで確認できた主な口コミをもとに、タイプ別に使用者のリアルな声を整理しました。
タイプ①:ホース交換型の口コミ
Viva(ビバ)
6/28確認で正規品が8800円から7980円への値下げを確認しました。
6/26限定で販売実施。現在は販売期限外。
その他、TBS公式、テレQモール でもスポットで5,980円での販売が確認されています。
- 高評価ポイント:「洗濯槽の臭いが減った」「柔軟剤の香りがしっかり残る」などの効果実感が多数。
- 気になる点:「ホースがやや固め」「設置時に力が必要」といった物理的な使いにくさを指摘する声も。
アラミック
- 高評価ポイント:「節水効果も感じられる」「洗濯物がふんわり」との声あり。
- 気になる点:「価格が高い」「効果は感じるが違いが明確とは言い切れない」との声も少数。
アラミックのナノバブルウォッシュホースは在庫切れの為か6/28時点で大手通販サイトでの販売がなくなっています。
洗濯革命ナノバブール
- 高評価ポイント:「安価で試しやすい」「取り付けが簡単」と導入ハードルの低さが好印象。
- 気になる点:「泡の効果が分かりにくい」「バブル数やサイズの記載が曖昧」といった疑問も見られます。
ナノバブールにはWトルネードとS(シングル)トルネードの2種類のナノバブル生成器がありますが、これは価格的にS(シングル)トルネードと思われます。
ナノバブルウォッシュホースの延長ホース
ナノバブルウォッシュホースで検索しますとナノバブルウォッシュホースの延長ホースがリストに現れます。
延長用のホースはナノバブルを発生させないナノバブル機能の無いホースですので間違わないでください。
正直、表現が紛らわしいものが沢山あります。
間違って購入しないように注意してください。
タイプ②:アダプター型の口コミ
SANEI
SANEI FB洗濯機用アダプター PM100‑20
- 高評価ポイント:「設置が簡単で、気軽にナノバブルを導入できるのが◎」「洗濯後のニオイが軽減した」との声。
- 気になる点:「泡の効果は見えないので不安」「水流が弱くなった気がする」といった声も。
コスモ精密(コスモバブ)
コスモ精密 洗濯機用ナノバブルアダプター A003 白
- 高評価ポイント:「洗濯機の脱水後の臭いが軽減した」「洗濯槽クリーナーの回数が減った」と効果を感じる人多数。
- 気になる点:「製品サイズが大きめで一部機種で干渉」との報告あり。
日本電興(NDK)
日本電興 ナノバブル発生キット ND‑NBZS
- 高評価ポイント:「洗濯槽の網やポケットが白くなった」「黒カビや湿ったにおいが減った」との声が多数。
- 気になる点:「使い始めてから効果が分からず…2〜4か月様子を見る」との報告あり。
Noend(銀フィルターなし)
Noend オーガニックファインバブル洗濯アダプター
- 高評価ポイント:「水が柔らかくなった感じがする」「値段が手ごろで続けやすい」との声。
- 気になる点:「泡の量が少ないのでは?」という不安の声も一部。
タイプ③:銀イオン(Ag⁺)付きの口コミ
Noend Ag⁺ウォッシュホース
Noend ナノバブルAg⁺ウォッシュホース NB‑WA‑001
メーカー希望小売価格 11,800円
- 高評価ポイント:「除菌フィルターの安心感がある」「子どもの衣類にも使いたくなる」といった安全性の面で評価。
- 気になる点:「バブルの発生量が少なめに見える」「フィルター交換の目安が分かりにくい」との指摘も。
NB‑WA‑001については、STOREeやAmazonの情報では「1 mLで2.72億個、10 Lで2兆7200億個」と明示されており、これは他社製品と比べても圧倒的なナノバブル量ですが、ここでは通常泡0.1mmの1/800サイズで数十億個/L発生との記載があり、情報が混乱しています。
SHARP 銀イオンホース
SHARP 銀イオンホース AS‑AG1
- 高評価ポイント:「シャープ製で信頼感がある」「カートリッジ交換ランプが便利」と設計面で好印象。
- 気になる点:「価格が高め」「ナノバブルは発生しないため、あくまで銀イオン専用」と機能面の限定性に注意が必要。
総評|タイプ別に見えてきた傾向とは?
- 効果実感を重視する方は、Vivaやアラミックなどホース交換型が人気です。
- コスパや導入のしやすさなら、アダプター型が手軽でおすすめ。
- 安全性や除菌性能を求めるなら、Ag⁺付きタイプが支持される傾向にあります。
ナノバブルホースの選び方|こんな人にはこのモデルがおすすめ
洗濯機に取り付けるだけで洗浄力や除菌効果を高めてくれるナノバブルホースですが、タイプや機能がいくつかあり、自分に合ったものを選ぶのは意外と悩みますよね。ここでは、それぞれのライフスタイルやお悩みに合わせておすすめのモデルをまとめました。
洗濯物のニオイ・部屋干し臭をしっかり抑えたい人には
おすすめ:Viva/Noend(Ag⁺モデル)
- Vivaはナノバブルの量が非常に多く、繊維の奥の汚れや雑菌にもアプローチできるのが強みです。
- Ag⁺付きのNoendモデルは、銀イオンの抗菌効果で臭い対策にも◎。部屋干しが多い方やタオルの生乾き臭に悩む方にぴったりです。
とにかく手軽に始めたい人には
おすすめ:SANEI/Noend(フィルターなし)/日本電興 アダプタータイプ
- 工具いらずでポンと取り付けるだけのアダプター型は、初心者にも人気。
- NoendやSANEIのモデルは価格も手頃で、ナノバブルの効果をまず試してみたいという方に向いています。
価格を抑えながら効果も重視したい人には
おすすめ:ナノバブール(アルベールInt’l)
- ホース交換型の中でも非常にリーズナブルながら、一定のナノバブル効果が期待できるのが特徴。
- 公式記載のバブル量は控えめですが、「なんとなく汚れ落ちが違う気がする」といった声もあり、コスパ重視の方に。
洗濯機の種類・設置環境にも注意
- ドラム式・縦型どちらも対応しているモデルが多いですが、一部製品は「二層式不可」や「床給水非対応(SHARP)」など制限があるため、購入前に洗濯機の仕様と照らし合わせておくのが安心です。
- また、シャープのAg⁺ホースのように電源が必要なモデルもあります。
まとめ|各モデルの比較で見えたメリット・デメリットとは?
ここまで、ナノバブルウォッシュホースの主要モデルを比較してきました。
ナノバブル量・泡のサイズ・価格・設置のしやすさ・抗菌有無など、使い方に応じた違いが明確になりました。
最後に、各タイプのメリット・デメリットをわかりやすくまとめます。
タイプ①:ホース交換型(Viva、アラミック、ナノバブール)
✅ メリット
- 給水ホースごと交換するだけで設置が簡単。
- 構造が一体型で耐久性が高く、ナノバブル量も多い傾向あり。
- 効果実感を重視する方にぴったり。
⚠️ デメリット
- 価格がやや高めで、3,000〜10,000円程度の幅あり。
- ホース丸ごと交換なので、一部だけ交換できない。
タイプ②:アダプター型(SANEI、Noend銀なし、コスモ精密、日本電興など)
✅ メリット
- コンパクトで価格もリーズナブル(4,000〜6,000円台)。
- 既存ホースを使えるので、取り付けが簡単でお手軽。
- 初心者にも導入しやすく、手軽にナノバブルを試せる。
⚠️ デメリット
- ナノバブル量はホース型より控えめな製品が多い。
- 本体やフィルターが複数パーツ構成で、管理・交換がやや煩雑。
タイプ③:銀イオン(Ag⁺)付き(Noend Ag⁺モデル、SHARP AS‑AG1)
✅ メリット
- ナノバブルに加え、銀イオンによる抗菌・防臭効果が得られる。
- 部屋干し臭や雑菌ケアを重視する方におすすめ。
- Noendならナノバブル装置と組み合わせて「W効果」が狙える。
- SHARPはカートリッジの交換時期をランプで知らせてくれる安心設計。
⚠️ デメリット
- SHARPはナノバブル非対応で、銀イオンのみ機能するモデル。
- フィルター交換が必要で費用がかかる(Noend:約1,280円/ショット、SHARPカートリッジ:約5,000円)。
- 一部モデル(SHARP)は電源が必要で、置き場や設置スペースを考慮する必要あり。
💡 全タイプ共通の注意点(設置前にチェックを)
- 給水口はG3/4ネジ(直径約26mm)が標準。他規格には注意が必要です。
- 洗濯機の設置環境(ドラム式・二層式・床給水など)によっては、取り付けやすさや接続安定性に差が生じる場合があります。
- 選ぶ前に設置スペース(特に床近く)や電源の有無も確認しておきましょう。
🔚 総まとめ:用途別おすすめタイプ
高い洗浄効果を求めるなら → ホース交換型
安価で始めたいなら → アダプター型


除菌・抗菌効果も重視したいなら → 銀イオン付き
ナノバブルと抗菌を両方得たいなら → Noend Ag⁺モデル。

Noend 三層構造活性炭フィルター交換用もあります。
Vivaナノバブルウォッシュホースの効果のレビュー記事はこちら