2025年6月、韓国・KINTEXで開催された『BTS FESTA 2025』は、BTSのデビュー12周年を祝うだけでなく、2026年3月の完全体カムバックへとつながる重要な節目となりました。
JINやJ-HOPEの現地登壇をはじめ、全メンバーが何らかの形で参加し、会場には「We Are Back」というメッセージが随所に散りばめられていました。
また、会場の装飾や体験ブースのクオリティも非常に高く、来場者だけでなく、オンラインで参加したファンからも感動の声が多く寄せられました。
本記事では、FESTA 2025の内容を振り返りながら、イベントの演出、ステージでのサプライズ、ファンの反応、そして今後のBTSの未来について、分かりやすく丁寧に解説していきます。

BTS FESTA 2025とは?日程と開催概要
2025年6月13日(金)〜14日(土)に、韓国・京畿道の大型展示ホール「KINTEX(キンテックス)」で開催された『BTS FESTA 2025』は、BTSのデビュー12周年を記念するファンイベントです。

FESTAは毎年6月、BTSがデビュー記念月に合わせて開催している恒例行事で、メンバーからのメッセージ動画や写真、特別コンテンツが公開されるなど、ARMY(ファン)にとってはお祝いの季節として親しまれています。
今回のFESTA 2025は、過去の開催と比べても特に注目度が高く、多くのファンにとって忘れられないイベントとなりました。
その大きな理由の一つが、「兵役中または除隊直後のメンバーが全員参加する形で演出された」という点です。
現地に登壇したのはJIN(除隊後初のイベント登場)とJ-HOPE、さらにSUGAを含む他の4人(RM・JIMIN・V・JUNGKOOK)も映像やメッセージで参加。
全員が何らかの形で関わり、「We Are Back(私たちは戻ってきた)」というテーマが一貫して伝えられました。
また、KINTEXの会場内には、ファン参加型の体験ブースや、これまでの功績を振り返る展示などが多数用意され、国内外から訪れたファンが一体感を持って楽しめる空間が演出されていました。
このFESTAは単なる周年イベントを超え、「BTSが完全体として戻ってくる」という希望をファンに明確に届けた特別な節目だったと言えるでしょう。

J-HOPEのHope On The Stageと特別ゲスト演出
『BTS FESTA 2025』のハイライトの一つとなったのが、J-HOPEによるソロステージ「Hope On The Stage」です。
これは、彼が兵役を終えて初めてファンの前に立った特別なパフォーマンスであり、FESTAの中でも最も注目された瞬間のひとつでした。
6月13日・14日の2日間にわたって行われたこのステージでは、J-HOPEがこれまでのソロ楽曲を中心に披露し、エネルギッシュで洗練されたダンスパフォーマンスで会場を魅了しました。
久しぶりに見る彼の全力のステージには、会場全体から歓声と拍手が溢れていたと、SNSを通じて多くのファンが報告しています。
さらに、14日のステージでは大きなサプライズがありました。それは、除隊直後のJINと、兵役前の活動で多くのファンに感動を与えたJUNGKOOKが、なんと特別ゲストとしてステージに登場したのです。
JINは朗らかな笑顔でファンに挨拶し、JUNGKOOKは一緒に楽曲パフォーマンスにも参加。
久しぶりに3人が同じステージに立った光景は、まさに“再会の象徴”ともいえる瞬間でした。

このサプライズは、事前に一切告知がなく、ファンの間では「歴史的瞬間だった」「涙が止まらなかった」と大きな話題に。
特に、Hope On The Stageというタイトル通り、“希望”を感じさせる演出に多くのARMYが胸を打たれたようです。
このステージは単なるパフォーマンスではなく、「BTSがまた一つになっていく」過程を象徴する出来事だったと言えるでしょう。
完全体復活に向けた強いメッセージが込められていたと、多くのファンが受け取っています。
FESTA会場の装飾&フォトスポットが豪華すぎた!
『BTS FESTA 2025』の会場となったKINTEXは、BTSの世界観を五感で楽しめるよう、細部までこだわった装飾とフォトスポットで彩られていました。
現地に足を運んだファンだけでなく、SNSで写真を見たファンからも「まるでテーマパークのよう」と称賛されるほどの完成度でした。

中でも目を引いたのが、巨大なARMY Bomb(BTS公式ペンライト)モニュメント。
会場中央に配置されたこのオブジェは、ライトアップと連動しながらさまざまな色に変化し、来場者の注目を集めました。
また、BTSの象徴的存在である“クジラ”のオブジェも登場し、まるで楽曲「Whalien 52」の世界に入り込んだかのような幻想的な空間が演出されていました。

さらに、参加型の体験ブースも豊富に用意されており、特に人気が高かったのが次の2つです。
● DIYゾーン
ファン自身が装飾アイテムを作ったり、応援メッセージを書いたりできるブースで、「自分もFESTAの一部になれる」ような感覚が味わえました。
ARMYの想いが集まったボードは、会場の一角に展示されており、ファン同士の温かいつながりを感じられる空間になっていました。
● 音声メッセージエリア(Voice Zone)
ここでは、BTSメンバーが収録した音声メッセージを聴ける特設エリアが設置されており、メンバー一人ひとりの声をじっくり聞くことができました。
静かな空間で聴くメッセージは、映像や写真とは違った形で心に響いたと、多くのファンがSNSで感想を投稿しています。
その他にも、カラーリングウォール、記念スタンプコーナー、過去の衣装やトロフィー展示など、BTSのこれまでの軌跡を辿れる仕掛けが随所に盛り込まれており、ファンなら何時間でも滞在したくなるような空間に仕上がっていました。
このように、『BTS FESTA 2025』は「見る」「聞く」だけではなく、「参加する」楽しさが詰まった空間となっており、来場者一人ひとりがBTSとの“つながり”を感じられる特別な体験を提供していました。
会場に行けなかった人向け|Weverse配信とファンの声
『BTS FESTA 2025』は韓国・KINTEXでのオフライン開催がメインとなりましたが、現地に行けなかったファンにも寄り添う形で、オンラインでも多くのコンテンツが配信されました。
特に活用されたのが、BTS公式プラットフォーム「Weverse(ウィバース)」です。
FESTA期間中、Weverseではメンバーからのメッセージ映像、バックステージの様子、記念フォトギャラリーなどが順次公開され、世界中のARMYがリアルタイムでイベントの熱量を共有できるようになっていました。
なかでも反響が大きかったのは、J-HOPEの「Hope On The Stage」ダイジェスト映像と、JIN・SUGAのスペシャルメッセージです。
映像にはステージのハイライトだけでなく、メンバー同士が舞台裏で再会する様子や、イベントの準備風景まで収められており、参加できなかったファンにとっても“その場にいたような”臨場感を味わえるコンテンツとなっていました。
また、SNS(特にX/Twitter、Instagram、Reddit)上では、現地参加者が投稿した写真や動画がリアルタイムで拡散され、行けなかったファンがコメントを通じて一緒に盛り上がる光景が広がっていました。
ファンの投稿からは、こんな声が多く見受けられました:
「行けなかったけど、Weverse配信とファン投稿で“FESTAを共有”できたのが本当に嬉しい」
「メンバーの声が聴けるVoice Zoneの様子、映像でも泣けた」
「推しが笑顔で戻ってきた姿を見るだけで胸がいっぱい」
このように、現地に足を運べなかったファンに対しても、配信やSNSを通じてFESTAの感動を届けようとするBTSと運営側の姿勢は、多くのARMYの心を動かしました。
BTSのイベントは「現地に行けたかどうか」だけでなく、どこにいても参加できる“つながり”を大切にしていることが、改めて感じられる内容だったのではないでしょうか。
BTS完全体カムバックへの布石となるFESTAだった
『BTS FESTA 2025』は、単なる周年記念イベントにとどまらず、2026年3月に予定されているBTS完全体カムバックへの“布石”ともいえる特別な意味を持ったイベントでした。
今回のFESTAでは、JINとJ-HOPEが現地に登壇し、SUGAを含む他のメンバーもメッセージや映像を通じて存在感を示しました。
すべてのメンバーが、何らかの形でイベントに関わったという点において、「グループとして戻ってくる」という未来をはっきりと感じ取ることができたのです。
特に印象的だったのは、ファンと直接触れ合うような演出が随所に用意されていたことです。
Hope On The Stageでのサプライズ共演、音声メッセージ、DIYゾーンなど、一つひとつが「また一緒に歩み出そう」という意志を伝えてくれているようでした。
さらに、HYBEはすでに「2026年3月にBTSが完全体でカムバックする」と明言しています。
その発表と同時期に行われた今回のFESTAは、まさに“前哨戦”として位置づけられていたと考えられます。
ファンの中には、すでに来年のカムバックに向けて動き出している人も多く、SNSでは「FESTAでの再会が次の章の始まりだった」と語る声が多く見受けられました。
「Hope On The Stageはカムバックの“予告編”みたいだった」
「全員の気持ちがひとつになっているのが伝わってきた」
「2026年3月が待ちきれない」
こうした反応からも分かるように、『BTS FESTA 2025』は単なるイベントではなく、「次に向けて、BTSとARMYが再び歩み始める一歩」として記憶されることでしょう。
